機甲戦記ドラグナー

とにかく絵が好きで前々から見たいと思っていたアニメでした。
見た瞬間・・・・・・私が好きだと思ったあの人は誰??
と思っちゃいました。
何の事はない、主人公のケーン(最初ケンだと思ってた)が、ただ最初はオールバックだっただけなんですね、髪を切ったらかっこいい~と思ったそのまんまでした。

で、やっぱり絵が好き!動きが好き!ドラグナーの動きも好き!更に、OPの動きも好き!

特にケーンが発進(だと思う)の時にレバーを上げる時の動きと、ドラグナーのバーニアの起動の時、そして本編でも時々見かけましたが、艦から発進する時の誘導係(何て言うのか分かりません)が手を振り下ろすシーンがたまらなく好きです。
特にこの手を振り下ろすシーン、何度も見たくなります←変なやつですね(笑)


内容はちょっとコメディ色が濃いですね、後半はちょっとはちゃめちゃな展開なイメージでした。

始まり方はただの学生だった主人公ケーンは友達のタップ、ライトとともに偶然ドラグナーに乗り込む事になり、更にそのドラグナーにパイロット登録をしていまい、容易に解除できずそのまま軍に組み込まれていく、という展開です。

ちょっとガンダムっぽいですね、敵のギガノス軍のマイヨもシャアみたいな感じでした。
ただこのマイヨ、名前がマヨネーズみたいで、見た目の美形さとギャップがあり最初ちょっと笑っちゃいました。
で、ヒロインのリンダはこのマイヨの妹です。ね、ガンダムみたいでしょ!
(って私が言わずとも知ってる人はごまんといますよね)

まあ突っ込みたいところはいっぱいあります。
ケーンが一度除隊が決まった時に歌を歌うんですが、世界観は多国籍な感じなのに日本語で歌って、途中からみんなも日本語で歌いだすので笑ってしまいました。


時々ギャグでも話が進行している時もありますね、ガナンが死ぬ時も頭部の髪の毛を機体ごと斬られて、そのあと爆発で死ぬのですが、てっきり禿げた時点では生き残るのかと思っちゃいました。

他にもケーンがグン・ジェムに対抗するため三日間修業をし、見切りを習得したりと何のアニメだ?と思う事も。この修業をしてくれた人も、元軍人と言うよりどう見ても仙人にしか見えません。

主人公が日系なせいか、日本が舞台の話も少しあり、青函トンネルとかも出てくるのですが、今から約百年後なのに現在以上の田舎があるのにびっくりです。
でもおばあちゃんは良い味出してた。
あと、関西人ならだれもが思うのですが、京都が舞台の時があったんですが、こんな話し方はしません。でもイントネーションは他作品より合ってて好印象でした(笑)

っていうか、マイヨが変に日本の造形美に興味持っててびっくりしましたよ。


リンダとローズもいつの間にか軍人になったり、彼女たちとの道中はドタバタでしたね。

でも主人公たち以外のところで、戦争はきっちりと進行していて、それはあぁ戦争をしているんだなあとストーリーは面白かったです。

ただ、ワタクシ主人公の性格がスキデハアリマセン。

見た目は好きなんですけどね、私の好みからは熱血しすぎてて性格がちょっと駄目です。
どちらかというとレイズナーのエイジの方が好きです。


というわけで、性格はマイヨの方が好きです。
左遷されて以降、不幸が舞い降り続ける様が惹かれます。部下からも信頼熱いですしね。
というか途中からこっちの方が気になって気になって・・・・・・
最後の方はほとんどケーンとマイヨのダブル主人公的に進んでますよね。
しかも最後の締めくくりは彼でしたし、う~んケーンどうした!!と突っ込んじゃいました。
ケーン以上にタップとライトの出番は??と心配します。

後半反逆者扱いされたマイヨは元部下の少年達とミンとともに、自分を陥れたドルチェノフに向かっていくのですが、その途中部下の一人を失ってしまいます。

その時のマイヨが良かった!

その部下、ダンは敬愛するマイヨの腕の中で息を引き取るのですが、ツボですよ!!
ブログ等々で書いていた「銀河の荒鷲シーフォート」でも言ったような気がしますが、この男の友情というか敬愛精神って読んでて楽しいんですよね~。
(シーフォートの時は、確か60くらいの元部下が同じく60過ぎくらいの元艦長の腕の中で息絶えます)
ずっと「クリューガー少尉!」って呼びかけてたんですが、最後は「ダン!」と。
う~~、いいよ~~~!!
ってなことを言うと最近は腐女子というのでしょうか?でも私は別に二人にくっついて欲しいわけではありません。
この濃密な上司と部下の関係が好きなのです、命をかけられるほどの相手と、命を投げ出してくれるほどの相手、男っていいな~と思う時です(やっぱり間違ってるかな?)

ただこのシーンも好きなのですが、傷を受けたミンを手当てしてあげる時のマイヨの不器用さも好きです。
カップル(コンビ?)で言うならこの二人の方がいい!
ちょっと困った顔が可愛かった。

って、話が敵の話ばっかりになってますね。

あ、一回泣きかけたところがあります。
それはケーンが敵に囚われた母のため投降し、何とか母に会おうとするのですが、こちらからしか見えないミラー越しにしか会わせてもらえず、「おふくろ・・・・・・母さん、母さん!」と駆けよるシーン、私こういうシーンに弱いんです。ゲームですらこういうシーンは泣きかけます。

主人公達の立場的には、本当に戦争の中の一つの部隊という感じでしたね、ドラグナー事態は重要なんでしょうが、活躍的にはさらっと説明だけで流される他の部隊の活躍の方が多いでのしょうね。


ところで、このドラグナーのOPの歌がめちゃくちゃ好き!夢色チェイサー大好き!山瀬まみの方も良いですけど。
とにかくどちらのOPも動きと色使いがたまりません。
この頃の動画が一番好きかも!!

あと、全体的に絵はきれいなので、時々ある絵の崩れがちょっと残念でしたね。
それほどひどくはないですけども。

ついでにヒロインの顔も好き・・・・・・って、全部見かけの事を言ってますね。
ストーリーとしてはやっぱりレイズナーの方が面白かったかも、で、絵はこちらの方が好きです。

何年か前に携帯サイトに書いた文章に追記しました。
(2012.3.25)